その作業に仮足場・高所作業車は本当に必要ですか?

ロープアクセステクニックとは、アンカー(支点)に設置したロープを用いて、垂直あるいは急傾斜の場所を登降し、各サービスを行うテクニックです。
私たちが使用するロープアクセス技術は、IRATA(Industrial Rope Access Trade Association)の開発したテクニックを、各サービスに合わせて改良したもので、ロープを使用して 登降やトラバース(横方向への移動)などを安全、かつ容易・迅速・確実に作業を行うことができます。

ロープアクセス技術は、「危険作業である」というイメージが大きいですが、技術自体が安全を最優 先している上に、徹底した安全管理がなされているため、通常のスポーツとしてのロッククラ イミングの危険なイメージとは全く異なるものになります。
ロープアクセス技術の安全である最大の理由は、テンションのかかった(張った状態の)ロ ープに常に確保されている点にあり、墜落したくても物理的にできない状態が作業開始から終 了まで維持されています。さらに、ロープの切断などによりテンションが抜ける可能性を防ぐた めに何重にも安全策を講じています。この安全策の一例としては、複数の視点確保、ローププロ テクターの活用、ダブルロープでのバックアップ、伸縮性の低いセミスタティックロープの使 用などがあります。

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